心を通わせるということ

ナナとふたりきり生活がはじまって、もうすぐ半月。時間が過ぎるのが早いとも思うし、ナナのことをちゃんと見始めて、半月にもなります。

外では、わりとキリッとした顔。お散歩がたのしいからでしょうか?
たのしさを体いっぱいに表現してくれることが、うれしい。


今まで、家では少し引いた目線でこちらをみることが多かった。
ほかの子が私に甘えているのを、じーっとみているかんじ。

散歩の時と、別犬…。

ある夜のこと。

うちに帰ってきて、夕飯を出した。ごはんをきれいに食べて一安心。
そのまま、となりでパソコンをしばらくさわっていると、なんか寂しそうな顔がみえた。
声をかけて、目を合わせようとしても軽く視線はかわされる。

 

手を止めて、ナナを呼ぶ。なかなか来ない。
抱えて、クッションへ。

なでながら、今日は何がどんな日だった?と話しかける。
外は大雨だったんだよ。
たくさんお昼寝できた?どうだった?

ナナの大きな瞳を見つめながら、話しかける。

散歩したかった?おでかけ?

ナナが、スッと座りなおして、2回大きな声でほえた。

あぁ、散歩行きたかったの?
雨降っていたからごめんね。行きたかったよね。

またクッションの中で横になる。

ナナが生まれて12年。ようやく心を通わせてきた気がする。

きっと、ふたりは、やっとかよ!と思っているだろう。
だから、もうしばらくは、こっちにいてね。